
設立のきっかけ
お灸の好きな人たちや、逆にとても苦手な人たちが、鍼灸の達人である谷岡賢徳先生を顧問に招き、指導をぜひ仰ぎたい、ということで平成14年に設立されました。
活動内容、状況

週1回、水曜日の午後5:00〜5:45に活動しています。
現在部員は15名ほどです。入部はいつでも可能です。
板の上にお灸をすえていく練習が基本になります。
それぞれの直すべき癖や課題を、顧問の先生や先輩に指摘してもらいます。
先生はときどき実演もしてくださいます。
左手の揉みかた、右手での艾柱のちぎりかた、立てかた、点火の仕方、一連のリズム・・・その見事なお手本を見て、私たちは素直に初心にもどり黙々と指先に集中して基本練習を続けます。
2年生になると実技の時間で基本練習はしなくなりますので自分で基本練習をすることが大切になります。
基礎練習をしていないと、お灸がかえって下手になってしまうきらいがあります。
分かっていながらついつい家での練習も怠けがちになってきます。
そういう傾向のなかで板上での基本練習を毎週の最低限のノルマとしてこなしていこう、と思って練習している2,3年生もいます。
貴重な45分となります。
ときには先輩の合谷や手三里など、手ごろな穴にお灸をすえさせてもらいながら、微妙なコツなどをアドバイスしてもらったりもします。
そんなときにはよく話題が広がっていって、他教科の勉強の仕方のコツなどまで教えてもらったりもします。
「ひたすらすえる」基本練習からはズレてしまうのですが、他学年との交流の少ない学校生活のなかで、楽しいひとときとなります。
そして何より貴重な体験と思えることは、顧問の先生の実際の施術を拝見できることです。
まず部員の中で風邪をひいている人や、体調の悪い人が施術してもらいたい旨を申し出ます。
試験の前などにはよく部員以外の学生が「先生、お願いします〜」とヨロヨロしながらやってきます。
あるいは先生の望診で「不調」と見抜かれた人は「○○さん、今日ちょっと施術しておいたほうがええなー」というふうになることもあります。
複数の人を同時に施術する場合もあります。
施術が行われるとなると、部員たちはさっさとベッドを用意し周りを取り囲んで、先生の診察の過程を見学します。
鍼灸の診察は、脈診のあと腹診に移るのですが、打診による腹診も必ず行います。
私たちが見学をしているので、そこで音の違いとその性質を説明して下さいます。
それから、患者を伏臥位にさせて背中にサーッと触れ、もう次の瞬間にはマーカーで印がつけられています。
気をあやつる魔術師のようです。
部員達はその点に触れさせてもらい、そっと押してみたりしながら、先生がそれらの点を選んだ理由を指先で感じようと努めます。
臨床見学時には実際になかなか私たちが触診をさせてもらうケースは少ないのですが、学校のクラブだからこそ出来るメリットといえるでしょう。
これが難しいのですが非常にいい勉強になります。
そして、先生の監督下、施術もさせてもらい、施術後の変化も学びます。
患者はとてもいい表情になってむっくり起き上がります。
このようにして私たち部員は鍼灸臨床を垣間見させてもらっています。
今後の目標
板への基本練習を続けながら、基礎を身につけ、将来自分の原点を作り上げることのできるクラブとすることです。
部員からのメッセージ
- 学校という場は、基本を身につけるべき場です。
そのなかで、臨床について学ぶチャンスが多くある兵庫鍼灸専門学校。
流派の技の伝承は、卒後自分が望む流派で勉強できるにしても、臨床に通用する技の伝授が学生になされる学校はなかなかありません。
この学校の先生方はそれぞれの「すぐれた技」をお持ちの上で、学校として学生に伝えなければならない臨床の現場での技術を見せてくださいます。
この「おきゅうクラブ」だけでなく、「はりクラブ」「鍼臨ゼミ」「スポーツトレーナーゼミ」では授業だけでは学べない技術を学ぶことができます。
この灸クラブは、先輩もやさしく、非常にお薦めです。









